ミリオンタッグを全話視聴しての感想!!シーズン2もやってほしい!
先日、集英社さんのミリオンタッグ全8話を視聴しました。(今更ですが……)
せっかくなので、感想の方をまとめていきたいと思います!
各タッグごとに、簡単に振り返りながらという形で書いていきます。
作品の感想より、漫画家さん、編集さん達への見解みたいな部分が強くなるので、失礼な内容にならないよう十分注意しましたが、適切でない内容がありましたらお問い合わせの方からよろしくお願いいたします🙇
あと、ネタバレ注意です!
ミリオンタッグとは
「MILLION TAG」(ミリオンタッグ)とは、新人漫画家が編集者と6組のタッグを組み最高のデビューを目指し競いあう、漫画家発掘オーディション番組です。6組のタッグは「少年ジャンプ+」が用意した4つの課題に取り組み、最終課題で1位を獲得した優勝者に賞金500万円と豪華副賞が贈呈されます。
引用:MILLION TAG(ミリオンタッグ)公式サイト
ザ主人公 藤田直樹さん×林士平さんタッグ
お二人は、いかにも漫画の主人公のようだなと思いました。
2位⇒1位⇒圏外⇒1位という順位推移が、もうストーリーできあがってるやん!と感じます。
藤田さんはミスターネガティブと言われてましたが、
スイッチが入ったら描き上がるのが誰よりも早かったり、
視聴者目線だと、天才型主人公でいそう!と思ってしまいました。
(ハトと遊ぶところも印象に残っています笑)
ヒットメーカーの林さんは、参謀!!て感じでした。
ときに優しくときに厳しく、しかしながら、藤田さんならではの良さを引き出すのがお上手なのかなと素人が勝手ながらに感じました。
さすが、スパイファミリーやチェンソーマンの担当さんや……!
漫画編集者さんの素質として、その人の良さ、表現したいものを適切に引き出す力だったり、
より多くの読者に伝わるよう、媒介者として存在するみたいなものがあるのかなと思いました。(ホントに素人の戯れ言ですが)
押石和佳さん×玉田純一さんタッグ
押石さんは、藤田さんとは違って努力型みたいな感じなのかなと勝手に思いました。
順位が取れずに苦悩したりするところが、人間味があるというか(言い方難しい……)、これまでの努力があってこその悩みって感じがしました。
玉田さんがベテランというのはものすごくうなずけるというか、
一貫して、懐が深い感じがしました。
印象的なのは、第2課題で圏外になった押石さんに、「これは僕のディレクションミス」と言っていたところです。
押石さんを慰めるために言ってるというより、本当にそう思って言ってくれているように感じました。
私は漫画描いたことないのでわからないですけど、ただ慰めるではなく、
自身の反省をしてくださる編集者さんて、本当に本気で一緒に作品作ってくれとるんやな、と思えて嬉しくなるだろうなと勝手に想像しました。
夏井としさん×岡本拓也さんタッグ
最年少同士ということもあってか、変に遠慮し合うような雰囲気なくて、良いなと思いました。
決して他タッグに距離感があったというわけではなく、漫画家と編集者なんだけど、友達みたいな、そんな空気感を勝手に感じてました。
夏井さんはマンガ歴短いとは思えないほどのレベルというか、完成度の高い物語を描かれるなと思いました。
キャラクターの心情とか、世界観の設定とか、唯一でありながらもシンプルで頭に入ってきやすくて、ただただすごい……という気持ちになりました。
今度は、夏井さんのエゴがごりごりの作品とか、もしあったらぜひみてみたいなって思いました。(ぎざねこさんのフェチ全開みたいな)
岡本さんは、漫画家さんとの距離感、空気感の作り方が上手そうだと勝手に感じてました。(最初に書いた、友達みたいな雰囲気とか)
岡本さんは夏井さんに対して、経験が浅いからこそアイディアを臆せず言ってくれるとおっしゃってましたが、
言いやすいのは岡本さんだから、というのもあるのでは……!?と、またまた勝手ながらに思いました。
ぎざねこさん×李光朗さんタッグ
技名入れるか入れないかのバトルがやっぱり印象的です!笑
#loversの完成版も実際に読んでみて、どちらの言い分もすご~く分かるなあと思いました。
バトルマンガって、技名あるとすごく締まると言いますか、メリハリがつくし、
ここが山場なんや!!というのが理解しやすいです。
しかしながら一方で、どちらかというと暗めの世界観を大事にしたいという意見も、うあ~確かに!!!と思いました。
それに、ぎざねこさんの作品は、ぎざねこさんのこだわり全開だから、ぎざねこさんの中で納得がいかない状態で描くのはきっと違うよなあとも感じます。
ぎざねこさんは、フェチ全開!というだけあって、どの作品も、ぎざねこさんが描いたことがすぐ分かるもので、一番印象に残りやすかったです!
私はただのマンガ読者でしかありませんが、ただ漫画家さんになりたいというより、
マンガとして描きたいものがあるんです!!!という方の作品は読んでて楽しいです😊
李さんは、これといった強い印象があったわけではありませんが、
それこそが李さんの良さというか、「編集は営業」ということなのかなあと、また素人ながら勝手に思いました。
「ワイが漫画家を導いたるわ!!!」というよりも、フェチ全開ぎざねこさんが、行き詰まったときに、少し道を示したり、突っ走りすぎる前に軌道修正して、
読者により良さが伝わる作品作りのサポートをするって感じがしました。
早志ねまさん×ハタケヤマさんタッグ
女性同士ということで、勝手に私も親近感を抱いてみておりました笑
メッセージの差し入れのやりとりとかみて、お互いに尊敬しあいながらも優しく、ときにはお友達みたいな感じがして、とかなんとかいってますが、
お二人ともかわいいなあと思ってました(^o^)
早志さんのデスクに、元乃木坂46の堀未央奈ちゃんの写真集があって、好きなんだなあと勝手にほほえましかったです。服装の雰囲気とか、たしかに未央奈ちゃんのこと好きそう!!て感じがしました。
あと、ハタケヤマさん!の担当作の「ふたりで恋をする理由」が私大好きなんですよ!!
ハタケヤマさんのお仕事デスクでふた恋がうつる度にめちゃめちゃテンション上がりました笑
ちなみに、「彼女が可愛すぎて奪えない」も好きです!
第一課題の、アイドルのお話の4ページ漫画が大好きです!!
私自身アイドルが好きなので、女の子同士の関係性みたいなのがめちゃ好きなんですよ。
「推し武道」とか。
あと、突然カラーになる演出もめちゃ大好物です……✨
天色ちゆさんの「死がふたりを分かつとも」の演出を思い出しました。
(というか早志さんの雰囲気って、ちゆ先生に通ずるものがある気がする)
ハタケヤマさんは少女漫画担当ということでした。
早志さんの絵柄や作風は少女漫画みがあるので、相性バッチリだよなあと感じました。
私は、作品のなかの感情の揺れ動きというものが大好きで、
少女漫画も好きですし、少年漫画とかでも、主人公が壁を乗り越えていく様が好きです。
だから、早志さんハタケヤマさんタッグの作品は一貫して私の好み!でした。
七志満さん・大石ススムさん×浅井友輔さんタッグ
バクマンコンビ!!!!!
このタッグも良かったですよねえ……✨
七志さん・大石さんの、浅井さんへの圧倒的信頼がすごく好きでした😊
お二人の疑問や行き詰まった点を、浅井さんがきっちり投げ返して、着実にレベルアップしていくのがすごかった👏
あと、お二人が漫画制作未経験ということもあり、ミリオンタッグ期間中の伸びが一番すさまじかったので、見ていてめちゃんこ楽しかったです。
最初の4ページ漫画から、課題が進むにつれて、お話にどんどん動きやわくわく感が足されてきて、すごく浮き立ちました!
全タッグのなかで、このタッグが一番好きだったかもしれない。
あと、「剣を喰らう」本当に好きです。
浅井さんは、私の中の漫画編集者イメージと少し異なる方だったので、みていて興味深かったです。
なにがイメージと違ったかというと、浅井さんはロジック的な人であるところです。
これまでの人気作から分析してアドバイスをするというのが、言われてみれば当たり前なのかもしれないけど、新鮮でした。
ていうか浅井さんて、確か、かの鬼滅の刃の担当さんですよね……!?
あまり大々的に言われなかったけれども。
立ち上げ作品は、マッシュルだから、そちらを大きく扱ったって感じなのかな?
まとめ
とにかく面白かった!!
編集さんと漫画家さんがどういったやり取りをするのか、どうやって作品ができあがっていくのかを見る機会はなかなかないので、
できることならシーズン2もやってほしい……!
そしてとにかくどの作品もレベルが高く面白かった。
一番好きだったのは、第二課題での藤田さんの読み切りです。
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