【ちゃおの名作】笑いあり涙ありの神ラブコメ作品・ミルモでポン!について語らせてほしい。

2022年3月19日漫画感想

ちゃおの名作と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?

 

 

こんにちは!ささみです。

 

最近ふと、「ミルモでポン!」を思い出し、

作品への愛がふつふつと沸いてたまらなくなっています。

 

そこで今回は、

ミルモでポンのここが良かった!最高やった!

という場面などなどを振り返っていきます。

 

ネタバレ注意なので、未読の方はご注意ください。

あと、物語の細かい部分はうろ覚えで、思い出しながら書くので、そこはご了承ください。

 

「ミルモでポン!」とは?

ミルモでポン!とは、

2001年~2005年にかけて、漫画雑誌「ちゃお」で連載されていた、ファンタジーラブコメ作品

です。

 

作者は、「ちび☆デビ!」や、「恋するプリン!」の篠塚ひろむ先生

楓は結木くんに片想いする女の子。ママからもらった恋のおなじないができるマグカップに願いを込めたら、恋の妖精ミルモが現れて・・・!

ちゃおコミより引用

 

現在、ちゃおコミサイトにて無料配信中です。

2003年には、第27回(平成15年度)講談社漫画賞の児童部門、および第49回(平成15年度)小学館漫画賞の児童向け部門を受賞しました。

アニメ化もされるなど、かなりの人気作品です!

 

住田くんがひたすらに良い子だった

いきなりサブキャラの話かよ!!と思われるかもしれぬが、ミルモでポンを思い返したときに、

一番に浮かんだ気持ちが、

「住田くんマジ良い奴だったよなあ……」

ということ。

 

初めて楓に話しかけて告白するところとかもうピュアピュアで一生懸命で可愛かったし、

たしか楓のファーストキス相手になっちゃうのが住田くんなんだけど、

魔法で事故だっただけで、

住田くん自身はめちゃめちゃ良い子なんだよ!

 

楓とキスしちゃったことをすっごく申し訳なくしてるから、いや、君は悪くないよ!!!と何度も心のなかで叫んでおりました。

あと、パピィのことかわいがる住田くんもめちゃ好きだった。

ほんとに、リアルにいたら絶対私は住田くんを好きになると思う。

 

一度別れるのが本当にビックリだった

少女漫画、ましてちゃおの作品で

いちど別れるってかなり珍しくない!?

単行本で一気読みだったから良かったけど、もしリアルタイムで読んでたらがちでショックでリルム状態になってたと思う。

 

結木くんは確か良ちゃんに好意を持たれて、

楓がライバルとして認める的なことをしちゃって徐々にすれ違うんだったよね。

 

良ちゃんにだんだん惹かれていく結木くんを見るのが本当に本当に複雑、いやつらかった

 

でも、一度別れるくらいのことが起きるから、長編の漫画なのにダレなかったとも思うし、

別れがあるからよりミルモでポンのお話に深みや良さが増したのだと勝手に思ってる。

 

憎めぬライバル・日高安純&ヤシチについて

ミルモでポンを語るなら外せぬキャラクターは、

日高さんでしょう!!!

 

正直、序盤は特に結構楓にひどいことするからね、魔法もバンバン使うし、普通に悪女なんだけど、

でもなんっか憎めないのよね~

 

ヤシチを使っていろいろな手は立てるけど、結局は、

ただただゆうきくんのことが好き

なのがさ、憎めんのよ。

 

特に、楓とゆうきくんが付き合い始めたとき、妖精全員トイレ流しか……?とか思われたら、

素直にショックを受けて悲しんでるのは、私もすごく悲しかった。

なんだかんだ、アタックは、楓よりもずっとずっと早くからやってたわけだしさ。

 

あとはね、結構涙もろいところも好きだった。

ヤシチと、二人の弟子のサスケとハンゾーの話を聞いて泣いたりするの、本当かわいいよね。

いやでもまじで、サスケとハンゾーのお話は私も大好きです。

 

いやほんと……ヤシチっていいやつよね!!!!!

あずみの恋が叶わなくてさ、それで自分が石になる選択をするとかさあ、

もうパートナー思いが過ぎるんよ

そう考えるとさ、ミルモでポン!って、本当に妖精とパートナーの関係性の描き方がじょうずだよね。

おんなじような組み合わせはなくて、それぞれのペアに良さがあって。

 

日高さん、普段はヤシチに暴言ばかりだけど、結局ヤシチが大好きよね。

かりんとう買ってきてあげるのかわいいし。

 

確かこれも番外編だったかな、ヤシチが一度ほかの子のところに行っちゃって、

安純がさみしくなってヤシチのぬいぐるみを作ってて、

それを見てヤシチが帰るお話。 

2人がなんだかんだお互いを大事に思ってるのが尊かった。

 

あざとツンデレは最高・ムルモについて

まじでムルモ好きだった。

ムルモという存在が、より一層物語を盛り上げていたのは間違いないと思う。

 

まずね、

松竹くんとムルモの関係めちゃめちゃ好きだった!!!!!

とくに好きなのは、松竹くんが、たしか楓と結木くんが付き合ってショックを受けたとき、

ムルモが松竹くんを元気づけようと頑張る姿が本当に可愛くて好きだった!!!

 

はじめの頃はさ、ムルモは、松竹のこと、ちょろいぜくらいにしか思ってなかったのに、

松竹のこと大好きなんだねえと思ったらもう尊くて仕方がなかった

 

だってさ、確かうろ覚えだけど、

玉乗りしながら、

皿回しして、

マシュマロ食べて、

はげの変なカツラかぶる

みたいな、冷静に考えなくてもわけわからない格好なのに、

変であることにも気付かず、松竹くんのために頑張っちゃうとかかわいすぎるでしょ!!!

しっかり松竹のハートにも届きまして、結果オーライでしたね😊

 

そう考えると、ムルモはまじで魅力的なキャラクター!!

ツンデレはやっぱり偉大だよ!!!!!

 

パピィとの関係もいいよね。

ツンデレ同士の関係は、おおおーい素直になれ~!!とは思うけど、本当はお互いが大好きなのよねと思うとホントに微笑ましい。

 

あとはミルモムルモの関係。

お兄ちゃんのことなんてなんとも思ってない!😠みたいな振りして、 

結局お兄ちゃんに会いに来ていたり、もうかわいいいいい

 

個人的ベストエピソード・消えかけたミルモを呼び戻すお話

そして、これはミルモでポンで一番好きなエピソードの話でもあるんだけど、

ミルモが自分の事をダメだと思って、生死の境の世界みたいなところに入っちゃう話で、

みんながお手紙を書いてミルモを呼び出す場面が本当に大好きだった。

 

このお手紙でも、一番好きなお手紙がムルモのお手紙だった。

確かお手紙の内容が、

自分がかわいくてみんなのアイドルになって国のことも幸せにしたい、みたいなやつで、

ミルモは、なんだこいつ喧嘩売ってんのか!ってなるんだけど、手紙の最後にこう書いてあるんですよ。

 

“おにいたまと一緒に”

 

……もう泣くしかない。

 

ていうか篠塚先生の言葉選びが天才過ぎるのよ、読者の泣かせ方を分かってらっしゃる……。

楓の、ミルモは100点満点だよ!!という手紙も、

リルムの、読んでるこっちが恥ずかしくなるほどの好き好き100%のお手紙も目頭熱くなるし、

もう本当にこのエピが大好き。

しかも、感動泣かせエピソードでありながら、ミルモのパパが、ママに大っ嫌い!!て言われて死にたくなってミルモのいる生死の境世界に行くというギャグ要素もきっちり入ってくるところが塩梅上手すぎる~!!!

 

楓とヤシチたちの関係性👍

あと好きだったのは、楓とヤシチたちの関係ですね!

ヤシチとミルモはライバル、楓と安純はライバル関係だけど、

楓とヤシチはなんだかんだ憎からずという距離感でもあったのが好きでした。

(途中からは、ヤシチも普通に良い奴でしたが笑)

 

好きだったのは、確か楓が溺れちゃったヤシチたちのこと助けてあげるところ。

それで、ヤシチが借りを返すために死にかけの楓を助けるお話

ああ懐かしい……。

楓を助けるために、楓の周りでみんながファイヤーしないといけないとか、普通にわけわからんくて笑うしかなかった😂

なんだけど、みんなが諦めかけたとき、それでもやるしかない!とファイヤーを頑張るところとか不思議と泣けるし、本当に好き~

 

細かい名称が可愛かった(くもっちょ)

そして好きだったのが、くもっちょ!!!!!!

ありそうでない不思議おいしそうなお菓子をなんで思いつくんだろう!!と勝手に思っておりました。

篠塚先生の発想力がほんとにすごい

当時、くもっちょが食べたくてしょうがなかったのを思い出します。

 

あとは、ほっぺたぷよぷよマシーンみたいなやつとか、

かわいいんだけど絶妙にクスッと笑えるもの描くのが本当にすごかったし癒やしだった。

 

妖精ごとの個性の描き方がすんばらしかった

妖精ごとに好きなお菓子があるっていう設定がいいよね。

確か、

ミルモ⇒チョコレート、ムルモ⇒マシュマロ、リルム⇒シュークリーム、ヤシチ⇒かりんとうとかだよね。

それぞれの妖精の個性の出し方が本当に上手すぎる。

 

それぞれ魔法を出すときに違う楽器を用いるというのも好きだった。

マグカップから出てくるっていうのもカワイイし、

カップごとに違う飲み物を入れるとか、一個一個の要素で差別化を計ってて、

今思い返すと、すっごいキャラ設定考えられてたんだろうなと。

 

お気に入り小ネタエピソードたち

ほかにも、書き切れないほどの大好きな場面たちが沢山でした✨

好きだったのは、ミルモが魔法で楓の格好を変えてあげるところ!お洋服がすごくかわいくて読んでてテンション上がった。

楓と結木の初めてのデートでおそろいのピンバッジで、そのピンバッジにひびが入って……とか、ベタなようで細かい部分のお話の作り込みがいま考えるとすごい!!

なんだかんだミルモがかわいくて魅力的よな。マリッジブルーになるのもかわいかった笑

ダアクの見た目がしょぼかった

まさかの必殺技がケツアタック

松竹のSPの人(名前忘れちゃった~(T_T))がめちゃめちゃイケメン(らしい)というエピもすき

楓の恋心が、リルムの暴走で割れてしまう

結木くんの初恋の人、森下さんのエピソードとかも良きでした。森下さんが実は怒るとコワいとか、ベタだけどいいですよね~

ミルモの帽子の中身を暴くお話

・ムルモの涙をゲットするためにお尻ペンペン(かわいい!)

ヤシチの弟子の、(どっちだっけ)なのら~の話し方が可愛かった

 

などなど!

 

魅力派ヒーロー・結木くん!!

ここまでで、結木くんのことほとんど書いてないことに気がついたんだけど、

結木くんの良さは、もはや語る必要もないよ

と思ってしまうほど。大好き。

 

いっつも本読んでて、寡黙で、でもイケメンで、でもスポーツ万能とか、好きになるしかない。

王道だけど、これは好きになるよ。たぶん現実にこんな人いないけど。

 

あとね、結木くんて本当優しいよね。

まだ付き合ってない頃、楓の誕生日会まで来てあげてさ、しかもブレスレットプレゼントするんだよ!?

忘れちゃいけないけど、結木くんたちまだ中学生なのよ!?

中学生の男子がさ、付き合ってもない女の子の誕生日のために、ブレスレット買いに行ってくれたとか、

心優しすぎだし、女のこと分かってる!て感じだし、そりゃあモテるよ。うん。

 

あと、楓ちゃんに告白するところ。好きだった。

ついに!!!ついに!!!楓ちゃんの思いが報われた!!!!!とガチで興奮だったし、

そのあと1人で顔を真っ赤っかにするとこもかわいかった

 

まっすぐヒロイン・楓ちゃん!

楓ちゃんは、ホントに応援したくなるヒロインでした。

 

もちろん、偶々ミルモと巡り会ったり、リルムが結木くんのとこに来たり、

漫画のヒロイン特有の幸運みたいなとこもあったけど、

結局は楓ちゃんのまっすぐで素直で頑張り屋なところに、結木くんは惹かれたのよね。

 

妖精の力をむやみに使わず、毎日笑顔にこにこの王道ヒロインは、やっぱり応援したくなる

 

まとめ

いろいろつらつらと書いてきましたが……やっぱりミルモでポンは、

・個性溢れるキャラクターしかいなかった

・嫌な奴がいない、全員憎めない子たちばかりだった

・細かな設定やネタが面白かわいかった

・一度別れるなど、物語の緩急もすごかった

・ときどきガチの感動エピを入れてくる!泣く!!!

・王道ヒロインとヒーローの恋愛

・家族愛も描かれちゃう!

などなど、ホントに書き切ることができないほどの魅力満点の作品でした。

 

また改めて全巻読み直したいなって思うし、

まだ読んだことない方にもぜひ読んで欲しい。

 

あと、実はアニメをすべて観きれてなかったので、観たいなあ。

というわけで、今回はミルモでポンのお話でした✨